
アメリカン航空は、客室を全面刷新したボーイング777-300ER型機の商業運航を2026年9月2日から開始しました。
改修機では従来のファーストクラスを廃止し、ドア付きの新ビジネスクラス「フラッグシップ・スイート」を導入。最前列には、さらに充実した空間とサービスを提供する「フラッグシップ・スイート・プリファード」が設けられます。
アメリカン航空が保有する777-300ERは全20機で、2027年中にすべての機体の改修を完了する計画です。
注目ポイント
- 改修された777-300ERが運航開始
最初の機体が2026年9月2日から商業運航に入りました。 - 新ビジネスクラス「フラッグシップ・スイート」を導入
長距離路線のプレミアムキャビンを大幅に刷新します。 - ファーストクラスを廃止
777-300ERの改修にあわせて、従来の国際線ファーストクラスが姿を消します。 - 羽田線にも投入される主力長距離機材
777-300ERはロンドン、シドニー、東京(羽田)など重要な長距離路線で運航されています。 - 全20機を2027年中に改修予定
777-200ERや787-8についても将来的な客室改修が計画されています。
アメリカン航空の777-300ER改修機が運航開始
アメリカン航空は、新しい長距離路線向け機内体験を導入するため、既存機材の大規模な客室改修を進めています。
最初の対象となった777-300ERは2025年12月に改修作業へ入り、約9ヶ月を経て商業運航を開始しました。
777-300ERが最初の改修対象に選ばれた背景には、同型機がアメリカン航空の重要なプレミアム長距離路線で使用されていることに加え、廃止予定のファーストクラスを備えていることがあります。
新ビジネスクラス「フラッグシップ・スイート」を導入

新仕様の777-300ERでは、アメリカン航空が長距離路線で展開を進めている「フラッグシップ・スイート(Flagship Suite)」を採用します。
さらに最前列には、通常のフラッグシップ・スイートよりも上位に位置付けられる「フラッグシップ・スイート・プリファード(Flagship Suite Preferred)」を配置します。
これらの新しいビジネスクラスは、当初、一部路線へ投入された新造ボーイング787-9型機で提供が始まりました。今後は既存の長距離機材にも展開されることになります。
特に改修後の777-300ERは、米国の航空会社が運航する機材の中でも最大規模となるビジネスクラス・キャビンを備えます。
777-300ERからファーストクラスを廃止
今回の客室刷新によって大きく変わるのが、従来の国際線ファーストクラスです。
アメリカン航空は777-300ERの改修に伴い、ファーストクラスを廃止し、新しいビジネスクラスを中心としたプレミアムキャビンへ移行します。
また、2026年11月19日以降に出発する便では、777-300ERのファーストクラスの販売を終了します。
改修前の機体には物理的にファーストクラスの座席が残っている場合がありますが、販売終了後はビジネスクラスの一部として扱われることになります。
東京・羽田やロンドン、シドニーなどの路線で運航
アメリカン航空の777-300ERは、同社を代表する長距離・プレミアム路線を中心に投入されています。
| 主な就航地 | 空港コード |
|---|---|
| ブエノスアイレス | EZE |
| ロンドン | LHR |
| サンパウロ | GRU |
| シドニー | SYD |
| 東京(羽田) | HND |
最初の改修機はニューヨーク(JFK)~ブエノスアイレス(EZE)線から運航を開始し、2026年9月中にはダラス・フォートワース(DFW)~ロンドン(LHR)線への投入も予定されています。
ニューヨーク(JFK)~ロンドン(LHR)線にも改修機の運航がスケジュールされています。
ただし、改修機はまだ限られているため、当面はこれらの路線でも毎日必ず新仕様の777-300ERに乗れるわけではありません。
777-300ER全20機を2027年中に改修へ
アメリカン航空は20機の777-300ERを保有しており、2027年中に全機の改修を完了する計画です。
777-300ERに続いて、既存のボーイング777-200ERや787-8についても新しい客室への改修が予定されていますが、具体的な実施時期は明らかになっていません。
新造787-9への導入から始まったアメリカン航空の新しい長距離機内体験が、今後は既存機材にも本格的に広がっていくことになります。
まとめ
アメリカン航空は、全面的な客室改修を受けた最初のボーイング777-300ERを2026年9月2日から商業運航に投入しました。
- 改修された最初の777-300ERが2026年9月2日に運航開始
- 新ビジネスクラス「フラッグシップ・スイート」を導入
- 777-300ERのファーストクラスを廃止し、11月19日以降は販売も終了
- 777-300ERは東京・羽田、ロンドン、シドニーなど主要長距離路線で運航
- 保有する777-300ER全20機を2027年中に改修する計画
ファーストクラスの廃止と新しいフラッグシップ・スイートの導入によって、アメリカン航空の長距離路線は大きな転換期を迎えます。
今後、東京・羽田線で新仕様機に乗れる機会がどこまで増えるのかも注目されます。(画像:アメリカン航空)









