近鉄は、名古屋と伊勢志摩を結ぶ新たなレストラン列車「Les Saveurs 志摩(レ・サヴール・しま)」を2026年秋に運行開始します。
名称の由来
「Les Saveurs(レ・サヴール)」はフランス語で「味」「風味」を意味し、伊勢志摩の豊かな海や山の幸が織りなす多彩な味わいをイメージしています。
名古屋から伊勢志摩への移動を、美食とともに楽しめる列車であることを表現しました。
列車のコンセプト
「美食が誘う、優雅な列車旅」をテーマに、上質な車内空間でフレンチを堪能できる特別な旅を提供します。
食事スタイルは号車ごとに異なり、
4号車:本格的な「フレンチコース」
1・2号車:気軽に楽しめる「フレンチ膳」
運行概要
運行開始:2026年秋
運行日:週6日(季節により週7日運行の場合あり)
停車駅:伊勢市、宇治山田、五十鈴川、鳥羽、鵜方
運行時刻
近鉄名古屋発 11:00頃 → 賢島着 13:30頃
賢島発 16:30頃 → 近鉄名古屋着 19:30頃
座席数:全席指定 50席
4号車(フレンチコース)
4人席×2卓、2人席×4卓=16席
1・2号車(フレンチ膳)
2人席×15卓、1人席×4卓=34席
エクステリアデザイン
志摩の「海・白砂・太陽」をイメージし、深みのある青と光を感じる白を基調にデザイン。
青のメタリック塗装とゴールドのラインにより、高級感と開放感を演出しています。
インテリアデザイン
4号車(フレンチコース)
やわらかな間接照明で上質な空間を演出
革張りの家具調シートを採用
各テーブル間に手荷物用収納ラックを設置
車両両端に大型荷物置き場を設置
女性用・共用トイレおよびパウダールームを完備
1・2号車(フレンチ膳)
2人席はゆったりした向かい合わせ配置
1人席は進行方向に合わせて向きを変えられる回転式で、前後にテーブルを設置
各席を窓に合わせて斜めに配置し、眺望とプライベート感を両立
木目調の大きな仕切りで落ち着いた空間を演出
各車両両端に大型荷物置き場を設置
1号車には車いすスペース(3台分)、多目的・女性用トイレ、パウダールームを完備
使用車両
4両1編成構成
近鉄特急12400系を改造して使用
特設サイト
Les Saveurs 志摩 特設サイト
宿泊サイト
アゴダ