名古屋鉄道は、2026年度の設備投資計画を2026年5月15日に発表しました。
鉄道事業では、駅および車両の快適性・利便性向上を目的として、通勤型車両「500系」「9500系」「9100系」を計40両新造します。
あわせて、高架化工事やホームドア整備、駅改良、バリアフリー化なども推進し、安全性と利便性の向上を図ります。
2026年度 新造車両概要
導入車両数
2026年度は以下の新型通勤車両を導入します。
- 500系(6両編成)1編成
- 9500系(4両編成)5編成
- 9100系(2両編成)7編成
合計40両
新型500系について
500系は、100系の後継車両として導入される新型通勤車両です。
名鉄豊田線・犬山線と名古屋市営地下鉄鶴舞線との相互直通運転に対応し、20m級4扉車として設計されます。
500系の特徴
外観は、名鉄車両の象徴カラーである「スカーレットレッド」に青を組み合わせたデザインを採用。
さらに、
- 左右非対称の前面デザイン
- 木目調の大型袖仕切り
- ベージュ系内装
- 明るい青色シート
などにより、落ち着きと親しみやすさを両立した車内空間を実現します。
また、
- 4カ国語対応の車内案内表示器
- 防犯カメラ設置
- 省エネルギー性能向上
にも対応します。
9500系・9100系も増備

9500系・9100系は、3300系・3150系の後継として導入されている通勤型車両です。
特徴として、
- スカーレットレッドの前面デザイン
- オールロングシート
- 全車両への優先席・フリースペース設置
- 4カ国語対応案内表示器
- 防犯カメラ搭載
などを備えています。
2024年度以降の増備車では、正面貫通扉を中央配置とし、連結時に常時通り抜け可能な構造へ変更されています。
2026年度設備投資額
名鉄の2026年度設備投資総額は446億円です。
このうち、
- 鉄道事業:336億円
- 開発事業・その他:109億円
を計画しています。
鉄道事業では、
- 安全・安定輸送確保:180億円
- 駅・車両の快適性向上:155億円
を投資します。
安全対策・輸送安定化施策

主な安全対策として、
- 知立駅付近を含む5カ所の高架化工事
- 高架橋柱などの耐震補強
- 変電所浸水対策
- 列車運行管理システム(PTC)導入拡大
- 踏切障害物検知装置更新
- AI画像解析による踏切監視システム導入拡大
などを実施します。
また、金山駅ではホームドア設置工事に着手し、駅ホーム混雑緩和を目的とした改良工事も進めます。

駅改良・バリアフリー整備
駅の快適性向上施策として、
- 東岡崎駅の橋上駅化
- 豊田市駅 北口改札新設
- 春日井駅改良
- 森下駅バリアフリー化
- 名電各務原駅、宇頭駅、大里駅へのバリアフリートイレ設置
を実施します。
さらに、
- QRコード対応新型改札機導入
- 駅係員介助のWeb予約サービス導入
も進めます。
駅周辺開発も推進
鉄道関連施設開発として、
- 「μPLAT 豊田市」2026年夏開業
- 名鉄岐阜駅商業施設リニューアル
- 東岡崎駅前再開発
も推進されます。
東岡崎駅前では、岡崎市と連携した複合施設開発も進められます。
まとめ
今回の名古屋鉄道2026年度設備投資計画では、
- 新型500系導入
- 9500系・9100系増備
- ホームドア整備
- 高架化工事
- 駅改良・バリアフリー化
- AI活用による安全対策強化
など、多方面にわたる鉄道サービス向上施策が盛り込まれました。
新型500系の登場により、名鉄豊田線・地下鉄鶴舞線直通列車の新たな主力車両として注目を集めそうです。