新形式車両の概要
車両形式:HC35形
駆動方式:ハイブリッド方式
編成数:2両×19編成(合計38両)
投入区間
名古屋駅~伊勢市駅・鳥羽駅間(快速「みえ」等で使用)
岐阜駅~下呂駅間
美濃太田駅~多治見駅間
投入計画:2028年度~2029年度
エクステリア
在来線通勤型電車「315系」のデザインをベースに、快速「みえ」の速達性を表現した外観
HC35形の特長
安全性・信頼性の向上
ハイブリッド方式の採用により、推進軸など気動車特有の回転部品を不要化
使用実績のある重要溶接部の少ない台車構造を採用し、安全性を確保
車両機器の稼働状態や故障状況を遠隔で常時監視する「状態監視システム」を導入
車内防犯カメラの設置により、セキュリティを強化
輸送サービスの向上
快速「みえ」用:転換クロスシート1両+ロングシート1両
高山本線・太多線用:2両ともロングシート
全編成に車椅子対応トイレを1箇所設置
各車両に車椅子スペースを配置し、バリアフリー設備を充実
冷房能力を約16%向上、AIによる混雑状況に応じた温度補正機能を導入し快適性を向上
環境負荷の低減
ハイブリッドシステムにより、約35%の燃費向上を実現
排出ガスを削減(CO₂:約30%減、NOx:約40%減)