
車両開発コンセプト:「きらめき走れ、ロマンスカー」
小田急電鉄は、2029年3月の就役を目指し、新型ロマンスカー 80000形の開発を進めています。
沿線の自然豊かな風景との調和を大切にし、利用者に上質で快適な乗車体験を提供することを目的としています。
車両概要
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形式:80000形
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編成:7両編成
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構造:ボギー車
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展望車両:最前部・後部に設置。水の雫をイメージした大型曲面ガラスを採用
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車体カラー:淡い水色を基調、車両連結部に伝統色のバーミリオンオレンジをアクセント
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車体形状:外板や窓下に曲線的な「ゆらぎ」を設け、瑞々しさと柔らかさを表現
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座席種別:用途や気分に応じて選択可能な複数タイプを用意
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窓:大型窓により、沿線の自然豊かな風景を美しく切り取る
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走行対応:箱根登山線への乗入れ可能
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環境性能:次の100年にわたり自然と共存共生できる高い環境性能
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メンテナンス:省力化が可能な機器を搭載

車両開発コンセプト
開発コンセプト「きらめき走れ、ロマンスカー」には、陽に照らされ水面がきらめくように、乗るたびに人々の心を動かす瞬間『きらめき』を生む存在でありたいという思いが込められています。
外観デザインの特徴
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展望席:VSE(50000形)の後継として最前部・後部に展望席を設置
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大型曲面ガラス:展望席と運転席を一体的に包み、水の雫をイメージ
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車体カラー:淡い水色を基調に、バーミリオンオレンジを車両連結部に配色
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ゆらぎデザイン:窓下等に水面の波紋を想起させる曲線的な意匠を施し、瑞々しさを表現
今後の取り組み
車両開発コンセプト策定に携わった株式会社COA一級建築士事務所と共に、鉄道・非鉄道部門の社内横断チームで詳細設計を進めます。
沿線景観との調和や多様な利用シーンに対応する上質な乗車体験の実現を目指し、車両製造に向けた社内手続きも順次進めます。
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