近鉄は、新型車両「8A系」を2024年10月7日(月)から運行開始します。
この車両は、奈良線、京都線、橿原線、天理線に導入され、以下の特徴的な設備や機能を備えています。
特徴と設備
大型荷物スペース
車両中央の乗務員扉付近に1両あたり2カ所、大型荷物を持った利用客向けのスペースが設置されています。
キャリーバックやスーツケースのキャスターを掛けて荷物を固定できるストッパーも備わっており、安心して荷物を置けます。
半自動ドア機能
夏や冬などで車内の保温が必要な際、長時間停車中には乗客が個別に半自動ドアを開閉できる機能を提供し、快適さを向上させています。
L/Cシート
車両内の座席は、利用状況に応じてロングシート(横並び)とクロスシート(向かい合わせ)を切り替えられる「L/Cシート」を導入。一部車両では、ロングシートとクロスシートが混在して配置されることも可能です。
高度な空調システム
新型の空調装置は、冷房能力が向上し、扉の開閉に連動して空調を制御する機能が搭載されています。
また、車内温度センサーが増設され、酷暑にも対応するきめ細かな温度調整が可能です。
車内防犯カメラ
1両あたり4カ所に防犯カメラを設置。非常通報装置が作動した際、カメラ映像がリアルタイムで乗務員や運転指令に送られ、社内状況を迅速に把握できるようになっています。