一畑電車は、2024年度新造車両デハ8000系を導入します。
導入スケジュール
2024年6月
製造着手(後藤工業 後藤総合車両所)
2025年3月2日(予定)
営業運転開始
今後の計画として、2025年度に1両、2026年度に2両の導入が予定されています。
車両概要
基本仕様
車体形式
デハ8000系(8001号車)
全長
20.8m(片側2扉)
車体材質
ステンレス製(前頭部は鋼製)
座席定員
ロングシート時 123人、デュアルシート時 120人(座席定員 55人)
座席配置
ロングシート+デュアルシート(転換可能)
運行仕様
単車運転が基本。
7000系および同形式との連結運行が可能(運転室に貫通扉設置)。
動力
交流モーター駆動(主電動機2台、0.5M車システム)。
制御方式
VVVFインバータ制御+回生ブレーキ採用(電力消費を約20%削減)。
改良点(現行7000系車両との比較)
座席配置
ボックスシートを廃止し、ロングシートを基本仕様に。
一部座席はデュアルシートを採用、通勤・観光双方に対応。
内装デザイン
床、化粧板、座席モケットを落ち着いた配色に変更。
外観デザイン
ステンレス車体を活かし、ラッピングを廃止。
車体下部にオレンジ色のラインを施すシンプルなデザイン。
案内機能
インバウンド対応として、客室内に次駅案内表示器を新設(日本語、英語、韓国語、繁体字、簡体字の5言語対応)。
安全・快適性向上
防犯カメラを3箇所設置。
冬季低温時の停電防止のため、パンタグラフを2基設置。
バリアフリー整備ガイドラインに準拠。
環境・省エネルギー対策
VVVFインバータ制御と回生ブレーキ装置の採用により、現行5000系車両に比べ約20%の電力削減効果を実現。