JR東日本は、E5系の後継となる次期東北新幹線車両「E10系」の設計に着手します。
次期東北新幹線車両の概要
車両形式
E10系新幹線電車
最高営業運転速度
320km/h
編成両数 10両
コンセプトおよび主な特徴
究極の安全の追求
次世代新幹線開発試験車「ALFA-X」で検証した技術を活用し、さらなる安全性向上を目指します。
逸脱防止用のL型車両ガイドを採用
地震時のブレーキ距離短縮
左右動ダンパの採用による揺れの吸収と脱線防止
快適な移動空間の提供
次期東北新幹線では「TRAIN DESK」を発展させたサービスの導入により、利便性を向上させます。シート配列
2列+2列のゆとりある配置
設備の充実
大型荷物置き場の拡幅、全席に電源コンセントを設置
バリアフリー対応
車いすスペースの設置により、車窓を楽しめる環境を提供
サステナブルな社会の実現に向けて
スマートメンテナンス
車両の状態に応じた適切な保守が可能なシステムを導入
高効率駆動システム
冷却モーター不要の「ブロアレス誘導電動機」を新幹線営業車として初採用
駆動インバータにSiC(シリコンカーバイド)素子を採用し、効率向上
物流対応
「はこビュン」サービスをより柔軟に実現できる荷物輸送設備を導入
自動運転対応
将来的な東北新幹線の自動運転導入を見据えた機能を搭載