箱根登山電車では、2028年度に新型車両4000形を導入します。
2024年4月に新たに策定した経営理念を体現し、箱根の雄大な自然とともに「心躍る時間(とき)」を提供することを目指して開発します。
Contents
概要
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導入予定時期
2028年度 -
車両形式
4000形 -
編成
3両固定編成
開発コンセプト
「心躍る時間(とき)を提供する」
新発足した経営理念『箱根に関わるすべての「ひと」を大切に「心躍る時間(とき)」を創造し、未来へつないでいきます。』を具現化し、来遊される国内外のゲストが、世界に誇る箱根の自然を五感で感じながら、ゆとりある旅を楽しめる車両を目指します。
主な特徴
外観デザイン
スタイリッシュで親しみやすいフォルム
前面に大型の曲面ガラスを採用し、箱根登山電車としては初となる流線形デザインを採用します。
高い展望性と柔らかな印象を併せ持つ、スタイリッシュで親しみやすい外観とします。
赤を基調としたシンプルで洗練された車体カラー
箱根登山電車およびスイスの姉妹鉄道であるレーティッシュ鉄道のイメージカラーである「赤」を基調とし、メインカラーには当社オリジナルカラーの「バーミリオンはこね」を採用します。
また、シルバーのラインを3両編成全体に配し、箱根湯本を起点に箱根を巡る“循環”の旅を象徴するとともに、地域と列車の調和を表現します。
室内デザイン
箱根の自然や伝統を楽しむ特別な時間
3000形(アレグラ号)中央部と同等サイズの大型窓を設置し、一部座席は窓側に向けて角度を付けることで、四季折々の箱根の大自然を車窓から存分にお楽しみいただけます。
また、箱根の伝統工芸である寄木細工の意匠を内装に取り入れ、車窓と一体となった華やかな空間を演出し、特別な乗車体験を提供します。

「ゆとり」を醸成する設計・バリアフリー対応
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先頭車両は前方の景観を楽しめる展望車
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中間車両は、大型ロングシートを中心とした、くつろぎや交流の空間
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ボックスシートは片側1列配置とし、座席幅・通路幅を拡大
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両先頭車に車いす対応スペースを設置
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大型手荷物を収納できるラゲッジスペースを初導入

環境負荷低減への取り組み
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全ステンレス製車体の採用により、ライフサイクル全体での環境負荷を低減
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省エネルギー化したVVVF制御装置を採用
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回生ブレーキの導入によりエネルギー効率を向上
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100形車両と比較して消費電力量を約45%削減
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