
飛行機代が安いと思って予約したのに、最終的な支払額を見て「数万円も高くなった…」と感じたことはありませんか?
その原因は、航空券とは別に加算される「燃油サーチャージ」です。
2026年5月発券分から、JAL(日本航空)とANA(全日本空輸)の国際線における燃油サーチャージが大幅に引き上げられる見込みです。
結論:2026年4月末までに発券しないと、欧米路線など長距離では、往復で最大10万円近い差が出る可能性があります。※ロンドン・ニューヨークなど長距離路線の場合
同じ路線でも、サイトによって数万円の差が出ることがあります。特に燃油込みで比較できるサイトを使うのが重要です。
※2026年4月20日追記:JAL・ANAは燃油サーチャージの算定方法を変更すると発表しました。
これにより、今後は燃油価格の変動がより早く反映され、値上げ・値下げのタイミングが従来よりも早まる可能性があります。
Contents
JAL・ANAの燃油サーチャージが大幅値上げ|2026年最新・いくら上がる?

燃油価格は本来「ゾーンR(約23,000円基準)」に達していましたが、政府の激変緩和措置により、実際の適用は一段階低い「ゾーンQ(約22,000円基準)」に据え置かれました。
そのため、欧米路線は最大56,000円に抑えられています。
2026年5月発券分以降、JAL(日本航空)とANA(全日本空輸)の国際線における燃油サーチャージはすでに大幅に引き上げられています。
どれくらい上がっているか、過去との比較で見ると一目で分かります。
JALの燃油サーチャージ一覧(片道)
← 横スクロールで比較できます →
| 適用期間(発券日基準) | 北米・欧州・中東 オセアニア |
ハワイ・インド スリランカ等 |
タイ・シンガポール マレーシア等 |
グアム・フィリピン ベトナム等 |
東アジア (韓国除く) |
韓国 極東ロシア |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 【次】2026年5月〜6月 | 56,000円 | 34,700円 | 24,000円 | 16,000円 | 12,000円 | 6,500円 |
| 【今】2026年4月末まで | 29,000円 | 17,800円 | 15,500円 | 9,500円 | 7,400円 | 3,000円 |
| 2026年2月〜3月 | 29,000円 | 18,500円 | 15,500円 | 9,500円 | 7,400円 | 3,000円 |
| 2025年12月〜'26年1月 | 25,000円 | 16,000円 | 13,000円 | 8,000円 | 6,200円 | 2,500円 |
※2026年5月以降は制度変更および緩和措置の影響により、従来の推移と異なる水準となります
※1:韓国・モンゴルを除く東アジア
※2:グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴル・ロシア(一部)
※3:タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ロシア(一部)
ANAの燃油サーチャージ一覧(片道)
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| 適用期間(発券日基準) | 北米・欧州・中東 オセアニア |
ハワイ・インド インドネシア |
タイ・シンガポール マレーシア等 |
ベトナム・グアム フィリピン |
東アジア (韓国除く) |
韓国 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 【次】2026年5月〜6月 | 56,000円 | 36,800円 | 29,000円 | 19,700円 | 14,700円 | 6,700円 |
| 【今】2026年4月末まで | 31,900円 | 20,400円 | 16,300円 | 10,500円 | 9,400円 | 3,300円 |
| 2026年2月〜3月 | 31,900円 | 20,400円 | 16,300円 | 10,500円 | 9,400円 | 3,300円 |
| 2025年12月〜'26年1月 | 27,500円 | 17,600円 | 13,700円 | 8,800円 | 7,700円 | 2,800円 |
これにより、今後は値上げだけでなく値下げも従来より早く反映される可能性があります。
今回の値上げは、中東情勢の悪化による原油価格の高騰が主な要因であり、航空会社の燃料コスト増が、そのまま航空券価格に反映されています。
【エリア別】空港諸税・施設使用料の目安(往復)
航空券の「総額」を左右するのは燃油代だけではありません。
出発地(日本)と到着地(現地)の両方でかかる「空港諸税」の存在を忘れないようにしましょう。2026年現在の主要エリア別の目安は以下の通りです。
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| エリア | 往復の諸税目安 | 主な内訳(一例) |
|---|---|---|
| アメリカ(本土) | 約15,000円〜22,000円 | 米国入国税、税関審査料、農務省検査料、保安料、日本国内の空港使用料(PFC)など |
| ヨーロッパ | 約18,000円〜50,000円 | 英国旅客税(APD)※、フランス連帯税、空港施設使用料など ※ロンドン発は特に高額です |
| ハワイ | 約12,000円〜18,000円 | 米国入国税、空港施設料、日本の空港使用料(PFC)など |
| 東南アジア | 約9,000円〜15,000円 | シンガポール旅客サービス料、タイ空港使用料、日本の空港使用料(PFC)など |
| 韓国・台湾 | 約6,000円〜9,000円 | 仁川/桃園国際空港使用料、日本の空港使用料(PFC)など |
日本の空港施設使用料(成田:約3,000円弱、羽田:約3,000円弱など)に加えて、現地の出国税などが円安の影響で高騰しています。
燃油サーチャージは数ヶ月ごとに変動しますが、諸税は為替の影響で「予約した日のレート」によって微増することがあります。
燃油サーチャージとは?航空券価格が変動する仕組み
燃油サーチャージとは、航空券の基本運賃とは別に支払う追加料金です。
燃料価格に応じて2ヶ月ごとに見直されるため、発券タイミングによって支払総額が大きく変わるのが特徴です。
さらに2026年5月以降は、ANAが算定期間を前倒しする新ルールへ変更したことで、今後は価格変動がよりダイレクトに反映される仕組みとなります。
また、これらとは別に「空港施設使用料」や「旅客保安サービス料」などの空港の諸税もかかります。
海外旅行の際は、運賃・燃油・諸税を合わせた「総額」で予算を立てるようにしましょう。
仕組みを理解したら、次は「値上げ後の価格」を実際に確認するのが重要です。
✈️ 値上げ前の料金を確認する
→ 燃油込みの総額で比較できるため、実際の支払額が分かります
「さらなる値上げ」の予測も|損をしないための対策
対策として最も重要なのは、「総額表示」での比較です。原油価格の高騰が長期化すれば、2026年8月以降は過去最高クラスの水準まで上昇する可能性があります。
燃油代がかからないLCC(ZIPAIR)や外資系航空会社との比較も有効です。
迷っている場合は、予約ではなく「発券(支払い)」まで完了させることが重要です。
燃油サーチャージはなぜ高い?原因は原油価格と中東情勢

今回の燃油サーチャージ大幅値上げの背景にあるのが、中東情勢の悪化による原油価格の急騰です。
原油高騰の引き金は軍事的緊張
今回の局面では、米国とイスラエルによるイラン攻撃をきっかけに中東地域の緊張が高まり、原油の供給不安が急拡大しました。
その結果、原油価格は短期間で大幅に上昇し、航空燃料価格も連動して急騰しています。
航空燃料価格は“2倍以上”に|1バレル190ドル超の衝撃
シンガポール市場では、2026年3月の燃料価格が紛争前と比較して2倍以上に上昇しました。
国際航空運送協会(IATA)のデータでも、ジェット燃料価格は1バレルあたり190ドル台に到達しています。
※IATA公表データ(2026年3月時点)
この急激なコスト増が、JAL・ANAの大幅値上げの決定的な要因となりました。
なぜ「6月」から値上げ?燃油代が決定する仕組み
JALやANAでは、これまで「直近2ヶ月間の平均燃料価格」をもとに燃油サーチャージを決定していました。
つまり今回の燃料高騰は2026年6月発券分から反映されるだけでなく、今後はさらに短いスパンで価格に影響する点に注意が必要です。
今後も高止まりの可能性|一時的ではない構造的問題
今回の値上げは一時的ではなく、国際情勢に強く依存する構造的な問題です。
中東情勢が不安定な状況が続けば、燃油サーチャージも高水準が続く、または追加値上げが行われる可能性があります。
欧米路線は最大5万円超に|JAL・ANAの具体的な値上げ額

欧米路線では往復で数万円単位の差が出る可能性があります。比較せずに予約すると大きな損につながることもあります。
今回の燃油サーチャージ引き上げで、特に影響が大きいのが欧米路線です。
往復で約11万円の負担増|航空券総額が大きく変わる
この水準では、往復で約11万円前後の追加費用が発生します。
場合によっては、LCCや他社航空会社との価格差が縮まる、あるいは逆転するケースもあります。
過去と比較しても高水準|旅行費用への影響
今回の燃油サーチャージは過去最高クラスの水準で、特に夏休みなどの繁忙期は旅行費用全体の高騰が避けられません。
航空券だけでなく、ホテルも時期によって大きく変動します。
旅行費用はまとめて比較するのがポイントです。
失敗しない航空券選びの「チェックポイント」
長距離路線では、発券タイミングの違いだけで総額が5万円以上変わるケースもあります。
- 「総額表示」で比較: 燃油代・諸税込みの最終支払額で判断する
- LCCも比較: 燃油サーチャージがかからない航空会社も検討する
中国・韓国・台湾路線も値上げ|短距離でも負担増に注意

実は現在、タイミングによっては「ヨーロッパより韓国のほうが割高に感じる」ケースも出始めています。
中国・台湾路線の値上げ|片道1.4万円超の負担に
2026年6月発券分から、ANA・JALともに中国・台湾路線の燃油サーチャージが引き上げられます。
- JAL: 片道 約12,400円(約5,000円の値上げ)
- ANA: 片道 14,300円(約4,900円の値上げ)
往復では約2.5万〜3万円弱となり、航空券本体に迫る水準です。
韓国路線の値上げ|「気軽な週末旅行」に影
- JAL: 片道 約5,900円(2,900円増)
- ANA: 片道 6,500円(3,200円増)
注意!「航空券代より燃油代が高い」逆転現象
アジア路線では、航空券が安い分、燃油サーチャージの負担が相対的に大きくなります。
「航空券1万円+燃油代1.5万円」といったケースもあり、総額が大きく膨らむことがあります。
「表示価格が安いから」という理由だけで予約するのは危険です。
対策|LCC(格安航空会社)との総額比較が必須

韓国や台湾路線では、韓国路線では「大手3万円+燃油1.5万円」→ LCCなら総額2万円台というケースもあります。
- JAL・ANA: サービスは手厚いが燃油代が高い
- ピーチ・ジェットスター等: 燃油サーチャージが無料、または安価
今後は、燃油代を含めた「最終支払総額」で比較することが重要です。
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今後はさらに上昇の可能性も|8月以降は“過去最高”の見通し
今回の燃油サーチャージ値上げは一時的ではなく、今後さらに上昇する可能性があります。特に注目は2026年8月以降の発券分です。
8月改定に直結|燃油サーチャージの「2ヶ月ルール」
燃油サーチャージは、直近2ヶ月間の平均燃料価格をもとに決定されます。
そのため、4〜5月の価格が高止まりすれば、8月発券分からさらなる値上げが見込まれます。
また、ANAの算定方法変更により、従来よりも値上げの反映が早まる可能性がある点にも注意が必要です。
最大の対策は「発券タイミング」
燃油サーチャージは「搭乗日」ではなく「発券日」の料金が適用されます。
- 値上げ前に発券: 6月・8月の値上げ前に支払いまで完了する
- 繁忙期は早めに: 夏休み・年末年始は特に価格差が拡大
2026年は段階的な値上げが続き、8月以降は過去最高水準に達する可能性があります。
国内線にも波及|2027年から燃油サーチャージ導入の動き

これまで「国際線特有のもの」だった燃油サーチャージですが、2027年を境に国内線の仕組みが大きく変わろうとしています。
JAL・ANAともに2027年度に導入へ
国内大手の2社が相次いで国内線への燃油サーチャージ導入方針を固めました。
- JAL・スカイマーク:2027年春にも導入する方針
- ANA:2027年度に導入する方向で検討開始
導入の背景には、深刻な燃料価格の高騰に加え、円安による人件費や整備費の増大があります。公的支援を除いた実質的な収支は赤字という状況もあり、価格転嫁は避けられない見通しです。
国内線の変化|価格はより変動型に
これまでは運賃に燃料費が含まれていましたが、今後は燃料価格連動型へと移行します。
- 価格の不透明感:運賃が安くても「燃油代」で総額が跳ね上がるケース。
- 時期による変動:数ヶ月おきに燃油代が改定され、予約時期によって支払額が変動。
すでに導入しているFDA(フジドリームエアラインズ)では、1ヶ月で燃油代が4倍に跳ね上がる例もあり、家計への影響は無視できません。
国内線でも重要になる「発券タイミング」
今後は国内線でも、国際線と同様に「発券タイミング」が極めて重要になります。
- 改定前の発券:燃油代が上がる前に航空券を確保する。
- 総額での比較:運賃だけでなく、燃油代を含めた「支払総額」で最安値を見極める。
「2027年以降は国内旅行のコストが一段上がる」ことを前提に、早めの予約やセールの活用がさらに必須のスキルとなりそうです。
まとめ|燃油サーチャージ時代は「発券タイミング」がすべて
※燃油サーチャージは「発券日」で決まるため、1日違うだけでも料金が変わる可能性があります。
航空券の価格は「発券タイミング」で大きく変わります。
迷っている場合は、まず比較することが重要です。
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📱 現地でのネット、準備はOK?
最近は重いレンタルWi-Fiよりも、スマホ1台で完結する「eSIM」が安くて手軽な主流です。
Glocal eSIMでは、空港到着後すぐにGoogleマップや配車アプリが使えるので、移動やホテルチェックインもスムーズです。
※現地SIM購入は並ぶ・設定トラブルのリスクあり
※物理カードの入れ替え不要で、すぐ開通できます
最も重要なのは「予約」ではなく「発券タイミング」
燃油サーチャージ対策で最も重要なのは、値上げ前に「発券(支払い)」まで完了することです。
燃油代は「搭乗日」ではなく「発券日」の料金が適用されるため、早めの決済が最大の節約になります。
アジア路線も例外ではない
中国・韓国・台湾などの近距離路線でも燃油サーチャージは上昇しており、「近場=安い」とは限りません。総額での比較が必須です。
国内線にも広がる可能性
今後は国内線でも燃油サーチャージ導入が進み、航空券価格はより変動しやすくなる見込みです。
先延ばしが最大のリスク
原油価格が不安定な中、予約の先延ばしはリスクです。
燃油サーチャージは発券時点で決まるため、早く動くことが最大の節約になります。
