
鉄道友の会は、2026年の「ブルーリボン賞」「ローレル賞」の受賞車両を2026年5月21日に発表しました。
ブルーリボン賞は、その年を代表する「最優秀車両」に贈られる賞で、ローレル賞は優秀な鉄道車両を表彰するものです。
今回は、京福電気鉄道モボ1形「KYOTRAM」がブルーリボン賞を受賞したほか、東武鉄道80000系、伊予鉄道7000系がローレル賞に選ばれました。
ブルーリボン賞:京福電気鉄道 モボ1形「KYOTRAM」
京福電気鉄道モボ1形は、「嵐電(らんでん)」として親しまれる嵐山本線・北野線向けの新型車両です。
2025年2月から営業運転を開始し、「KYOTRAM(きょうとらむ)」の愛称が付けられています。
デザインコンセプト
「過去・現在・未来をつなぐ Timeless Design」をテーマに設計されました。
外観では、
- 伝統的なラウンドフォルム
- 水平基調の近代的デザイン
- 京紫色を基調としたカラーリング
を採用しています。
車内設備
車内は木目調とモノトーンを組み合わせた落ち着いた空間となっています。
また、
- 暖色系LED照明
- 大型袖仕切り
- バケットシート
- 多言語LCD案内表示器
など、快適性と利便性を高めた設備を導入しています。
省エネ性能
ハイブリッドSiC-VVVFインバータと回生ブレーキを採用し、従来車両と比較して走行電力を約半分に抑えています。
受賞理由
鉄道友の会では、
- 完成度の高いデザイン
- 細部まで作り込まれた車内設備
- 省エネ性能
- 多言語案内などの先進性
を高く評価し、ブルーリボン賞に選定しました。
ローレル賞:東武鉄道 80000系

東武鉄道80000系は、東武アーバンパークライン向けの新型車両です。
「人と地域が共に輝きつづける社会」をコンセプトに、子育て世代にも配慮した車両として導入されました。
車両の特徴
- 5両編成化による効率化
- アルミダブルスキン車体
- フリースペース全車設置
- 低位置の前面窓
などを採用しています。
新技術の導入
80000系では、
- フルSiC-VVVFインバータ
- 同期リラクタンスモータ
- 車上バッテリシステム
- Synaptra(車両情報制御システム)
など最新技術を導入しています。
さらに、一部編成には軌道や架線状態を監視する「みまモニ」も搭載されます。
受賞理由
沿線利用者への配慮に加え、
- 省エネルギー性能
- 保守支援システム
- データ活用による効率化
などが高く評価され、ローレル賞に選定されました。
ローレル賞:伊予鉄道 7000系

伊予鉄道7000系は、郊外電車として67年ぶりに導入された完全新設計車両です。
愛媛らしさを表現したオレンジ色のデザインと、未来的な流線形フォルムが特徴です。
車両コンセプト
- バリアフリー強化
- 省エネルギー化
- 快適性向上
- 未来志向デザイン
をテーマに開発されました。
車内設備
車内は、
- 広幅ロングシート
- 大型液晶ディスプレイ
- デジタルサイネージ
- 明るい室内空間
などを採用しています。
走行機器
IGBT-VVVFインバータ制御や回生・発電ブレーキを採用し、省エネ性能と信頼性を高めています。
受賞理由
鉄道友の会では、
- シンプルながら未来感あるデザイン
- 地方私鉄として高水準の設備
- 線区事情を反映した独自仕様
などを評価し、ローレル賞に選定しました。
まとめ
2026年の鉄道友の会「ブルーリボン賞」「ローレル賞」では、
- 京福電気鉄道 モボ1形「KYOTRAM」
- 東武鉄道 80000系
- 伊予鉄道 7000系
が受賞しました。
デザイン性だけでなく、
- 省エネ性能
- 快適性向上
- バリアフリー対応
- 最新技術導入
など、各車両の特徴が高く評価された結果となっています。