
アメリカン航空は、2017年に単通路機から撤去した座席背面モニターを再導入すると発表しました。
2028年から納入される新型エアバスA320シリーズとボーイング737型機にシートバック・エンターテインメント・システムを標準装備するほか、既存機への改修も進めます。
800機を超える主力単通路機への設置を2030年代初頭までに完了する計画で、2017年に始まった「スクリーンレス」路線から大きく方向転換します。
注目ポイント
- 座席背面モニターを2028年から再導入
新型A320シリーズ・737型機に標準装備します。 - 800機超の単通路機を改修
2030年代初頭までの設置完了を目指します。 - 4K・Bluetooth対応の新システム
全席にUSB-C急速充電も用意します。 - プレミアム座席も大幅拡大
単通路機のプレミアム座席比率を約25%から約40%へ引き上げます。
アメリカン航空の座席背面モニター再導入の概要
導入開始
2028年予定
対象機材
エアバスA320シリーズ、ボーイング737型機など
新造機
座席背面エンターテインメント・システムを標準装備
既存機
順次改修予定
設置完了目標
2030年代初頭
主な機能
大型画面、4K、Bluetooth、USB-C急速充電など
2017年の「スクリーンレス」から方針転換
アメリカン航空は2017年、新しい機内インテリアを採用したボーイング737 MAX-8の導入を機に、単通路機から座席背面モニターを撤去しました。
乗客自身のスマートフォンやタブレットなどでストリーミングコンテンツを楽しむBYOD(Bring Your Own Device)を重視した戦略でした。
しかし、その後はデルタ航空やユナイテッド航空などが機内設備やプレミアムサービスを強化。
アメリカン航空も今回の発表で、単通路機の機内エンターテインメントを再び強化する方向へ転換します。
新しいシートバック・エンターテインメントの特徴

2028年以降に導入されるシステムでは、業界トップクラスの画面サイズ、4K画質、Bluetoothヘッドホン接続などを提供する予定です。
さらに、全席にUSB-C急速充電ポートを設置し、長時間のフライトでもスマートフォンなどを充電しながら機内コンテンツを楽しめる環境を整えます。
新造機だけでなく既存機にも改修を行い、800機を超える主力単通路機への導入を2030年代初頭までに完了させる計画です。
プレミアム座席も約40%へ拡大
アメリカン航空は、座席背面モニターの再導入とあわせて、単通路機のプレミアム座席も増やします。
現在は単通路機全体の約4分の1がプレミアム座席ですが、今後は約40%まで拡大する計画です。
| 機材 | 国内線ファーストクラス | 改修後 |
|---|---|---|
| A319 | 8席 | 12席 |
| A320 | 12席 | 16席 |
| 737 MAX 10 | - | 24席予定 |
ファーストクラスに加えて、「Main Cabin Extra」の座席数も拡大する予定です。
まとめ
アメリカン航空は、単通路機から撤去していた座席背面モニターを2028年から再導入します。
- 2028年から新型機に標準装備
- 既存機も順次改修
- 800機超への導入を2030年代初頭までに完了予定
- 4K・Bluetooth・USB-Cに対応
- プレミアム座席比率も約40%へ拡大
2017年の「スクリーンレス」戦略から一転し、アメリカン航空は機内エンターテインメントとプレミアムサービスを重視する方向へ大きく舵を切ります。(画像:アメリカン航空)
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