
エミレーツ航空のドバイ発上海行きEK302便で、乗客が最大約24時間にわたりエアバスA380型機の機内で待機を余儀なくされる異例のトラブルが発生しました。
当初は上海の悪天候による出発遅延でしたが、目的地を杭州へ変更した後も天候の回復が遅れ、さらに乗務員の勤務時間制限や機材トラブルが重なったことで、上海までの運航を断念する事態となりました。
最終的に乗客は杭州で降機し、上海までのバス移動またはホテル宿泊の案内を受けました。
トラブル概要
運航区間
ドバイ(DXB)→ 上海浦東(PVG)
発生日
2026年7月22日
主な原因
上海の悪天候、乗務員の勤務時間制限、機材トラブル
注目ポイント
- 最大約24時間機内で待機
ドバイを出発した乗客は、杭州で約24時間後にようやく降機しました。 - 上海の悪天候で杭州へダイバート
目的地の天候悪化を受け、安全を優先して杭州空港へ目的地を変更しました。 - 乗務員の勤務時間制限が影響
長時間の遅延により当初の乗務員では上海まで飛行できなくなり、交代乗務員の手配が必要となりました。 - 最終的に機材トラブルで運航中止
交代乗務員到着後に技術的な不具合が判明し、上海までの飛行を断念しました。 - 乗客はバスまたはホテルを案内
杭州で降機後、上海までのバス輸送またはホテル宿泊が提供されました。
当日の経過
| 時間・経過 | 内容 |
|---|---|
| 出発前 | 上海の悪天候により約5時間の出発遅延が決定 |
| 7:40頃 | ドバイ国際空港を離陸(当初予定より約5時間遅れ) |
| 飛行中 | 上海ではなく杭州空港へダイバート |
| 杭州到着後 | 上海の天候回復を待機するため機内待機 |
| 待機中 | 乗務員が勤務時間制限に達し、交代乗務員を手配 |
| 再出発直前 | 機材トラブルが判明し上海への飛行を中止 |
| 7月23日午前9時頃 | 乗客が杭州空港で降機 |
エミレーツ航空の対応
| 対応内容 | 詳細 |
|---|---|
| 乗務員交代 | 上海から新たなパイロット・客室乗務員を杭州へ派遣 |
| 食事提供 | 降機後に空港ターミナルで食事を提供 |
| 移動手段 | 上海までのバス輸送またはホテル宿泊を案内 |
| 機材対応 | A380は翌日、乗客を乗せずドバイへ回送 |
| 運航再開 | 7月25日に商業運航へ復帰 |
乗客への影響
長時間に及ぶ機内待機中、多くの乗客は冷静に対応していましたが、待機時間が長引くにつれて機内の温度が上昇し、空気がこもる状況となりました。
報道によると、少なくとも2人の乗客が体調を崩して気絶したとされています。
まとめ
エミレーツ航空EK302便では、悪天候による目的地変更に加え、乗務員の勤務時間制限や機材トラブルが重なったことで、乗客が約24時間にわたり機内で待機する異例の事態となりました。
- 上海の悪天候で杭州へダイバート
- 乗務員の勤務時間制限により交代要員を手配
- 機材トラブルで上海への飛行を断念
- 乗客は杭州で降機し、バスまたはホテルを案内
- A380はその後回送され、7月25日に運航へ復帰
複数の要因が重なったことで発生した今回のトラブルは、航空会社が安全を最優先に判断した事例である一方、乗客にとっては長時間の機内待機を強いられる厳しいフライトとなりました。(画像:エミレーツ航空)









